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LibreOffice24

Posted: 24/09/06(金) 14:27
by シノバー
多くのパピーではワードプロセッサーとして AbiWord、表計算として Gnumericが組み込まれています。
WindowsのOfficeとの互換性はというと AbiWord はかなり難があります。

LibreOfficeは Writer(ワープロ), Calc(表計算), impress(プレゼン資料), Draw(図形), Math(数式), Base(データーベース)を含む統合型オフィス・スイーツとなっています。(Baseを動かすには別途 Java実行環境のインストールが必要。)
大型アプリなので、SFS形式でロードするのが適切です。

インストールの説明動画を用意しています→ 画像

(重要)Puppy Linuxをインストール後に「セッションの保存」を行うと、保存ファイル(pupsave)が置かれたパーティションは自動マウントされ、/mnt/home という名前になります。この状態でインストール作業を行なってください。また本家英語版は日本語化を済ませてから。

パピーには メニュー→ 文書→ GetLibreOffice があり、パッケージのダウンロードからSFSへの変換を自動的やってくれます。ただしこのスクリプトは最新のLibreOfficeをダウンロードするので、古い時代のパピーでこれを実行しても、ダウンロードされたバージョンのLibreOfficeがそのパピーで動かない場合もあります。(古いバージョンのLibreOfficeを入手できる get_libreoffice-0.50 を公開しています)

実装メモリであるとかPCの環境によってこの作業ができない場合や、GetLibreOfficeが無いパピーのために、作成した LibreOffice の SFS を用意しています。64bit系は次のリンクからどうぞ。
https://shinobar.net/puppy/opt/pup64/libreoffice/
(重要)ダウンロードしたSFSファイルは必ず /mnt/home 以下に移動してください。
その後 SFS-Load でロードします。 また、メニュー→ セットアップ→ Set Default Apps で対応するアプリを LibreOfficeのものに変更してください。

32bit版は次のリンクです。
https://shinobar.net/puppy/opt/libreoffice/

JAVA実行環境(JRE)→ https://sakurapup.com/forum1/viewtopic.php?f=25&t=1686

LibreOffice公式ページ→ https://ja.libreoffice.org/
旧版LibreOfficeのダウンロード→ https://downloadarchive.documentfoundat ... ffice/old/

(昔の LibreOffice 関連トピック)
viewtopic.php?f=25&t=2655
viewtopic.php?f=25&t=1918

LibreOfficeとパピーの各バージョン

Posted: 24/09/06(金) 23:40
by シノバー
LibreOffice24系は S15Pup64、 FossaPup64、BookwormPup64 で動作するようです。

XenialPup64, BionicPup64: LibreOffice-7.6.7.2_64_ja_xz.sfs
https://shinobar.net/puppy/opt/pup64/li ... _ja_xz.sfs

32bit系 XenialPup, BionicPup: LibreOffice-6.2.8.2_ja_xz.sfs
https://shinobar.net/puppy/opt/libreoff ... _ja_xz.sfs

重要)ダウンロードしたSFSファイルは必ず /mnt/home 以下に移動してください。
その後 SFS-Load でロードします。 BookwormPup でのSFSロードはPC再起動後に有効になります。

なお、ここで紹介した LibrOfficeのSFSは get_libreoffice-0.50 を用いて作成したものです。

LibreOfficeのフォントについて

Posted: 24/09/07(土) 00:46
by シノバー
LibreOfficeのフォントは /opt/LibreOffice-MAJOR_VERSION/fonts にあります。TakaoEx明朝 などがここにあります。
パピーのシステムフォントは /usr/share/fonts にあり、LibreOfficeはここも参照しています。M+1P+IPAG などがあります。

ところで Windows の持つフォントは c:\Windows\Fonts にあります。
WindowsがインストールされているPC上でパピーを走らせるとき、この sd?/Windows/Fonts へのリンクを /usr/share/fonts 内に置くと、それを LibreOfficeでも使えます。ただしその sd? が /mnt/home でない場合はそのマウントが必要。MS P明朝 はあまり見栄えはよろしくないけれど、Windowsユーザーとの文書のやりとりには良いかもしれません。
Windowsに Office や 年賀状ソフトなどをインストールしているとフォントの種類はもっと豊富になります。そのフォントのライセンス上どうなのよということはありますが、同じ1台のPC上のことだから良いんじゃない?と勝手に解釈しています。

異なるOS上というか、Windows同士でもPCによって使えるフォントはすべて同じではありませんから、文書を交換したときに、読むことはできてもレイアウトが崩れることはしょっちゅうです。PDFなら大丈夫かというと、そうでもない。フォント埋め込みが安全。LibreOfficeのPDF出力は無条件でフォント埋め込みとなるらしい。ただし埋め込み禁止設定のフォントもあるらしいので、特殊なフォントをインストールしている場合は要注意。

PDF以外の形式 .odt .docx などでも(ファイル→プロパティ→フォント)設定でフォント埋め込みはできるそうです。でもむしろ .docx ファイルを送りつけてくる相手側にお願いしたいところでもある。

ポータブル版 LibreOffice

Posted: 24/09/07(土) 23:19
by シノバー
LibreOffice にはポータブル版という選択肢もあります。
Windows用→ https://ja.libreoffice.org/download/portable-versions/

Linux用もあります。
AppImage版→ https://ja.libreoffice.org/download/appimage/
このうち Standard版の2つあるどちらか。Fresh版が最新バージョンです。
ダウンロードした。AppImageファイルを /mnt/home以下に移動(ここ重要です)、右クリックして「パーミッション」で「a+x(実行属性を付加)」してください。クリックすれば LibreOfficeが起動します。

AppImageには必要なライブラリ一切が含まれているというふれこみですが、けっきょくのところ24系はS15Pup以降の64bit版パピーでしか動きません。文書ファイルとの紐付けを考えると SFSのほうが有利です。

Get_LibreOffice-0.50

Posted: 24/09/09(月) 12:15
by シノバー
最新の LibreOffice24系は S15Pup64 以降の 64bit OSでしか動きません。
BionicPup など古いパピーでは LibreOfficeの過去のバージョンが動くことがあります。
そのために従来の get_libreoffice を改造して作りました。

get_libreoffice-0.50 (2024-09-08)
https://shinobar.net/puppy/opt/get_libreoffice-0.50.pet

なお、XenialPupやBionicPup で動作する、これを用いて作った LibreOfficeのSFS は本トピック2つめの投稿をご覧ください。

本家フォーラムへの投稿: https://forum.puppylinux.com/viewtopic.php?t=12631

Re: LibreOffice24

Posted: 24/11/05(火) 13:03
by シノバー
インストールの説明動画をアップしました→ 画像